19世紀末から20世紀初頭、欧米で産声を上げその後欧米を中心にとりわけ宗教学的分野で広く用いられた近現代イスラーム思想史。
『西洋近代文明』はときには合理性を重視する姿勢、ときに自由・民主主義・人権尊重・男女平等などの主張、又あるときには世俗化志向を生み出し続けた。中でも大きな影響力を持ったのは『近代化』には世俗化が不可欠など、近代化論である。世俗化を伴わない近代化が可能かどうかは容易に結論の出る話題ではない。アメリカ同時多発テロ事件をへて、西洋近代文明とイスラム文明の価値観対立が注目を集める。今を生きる私たちに必要不可欠な作業であると思う。
参考文献 著者飯塚正人 現代イスラーム思想の源流